ヒロヘリアオイラガ

トゲトゲ幼虫はデンキムシ!注意!

  • 背や脚には茶色の毛。 前ばねの緑と茶色の境界はゆるやかにカーブする。
    写真 / 2023.6.21 千葉県市川市 MasakoT

  • 明りにやって来る。
    写真 / 2023.8.24 千葉県習志野市 MasakoT

  • 若齢幼虫。 若齢は集団になる。
    写真 / 2022.9.10 千葉県船橋市 MasakoT

  • 幼虫。 大きくなると分散していく。 毒針毛をもつので触らないで!
    写真 / 2021.7.15 千葉県船橋市 MasakoT

  • 幼虫。 トゲがすごい。
    写真 / 2024.9.7 千葉県習志野市 MasakoT

  • 繭。
    写真 / 2012.2.28 千葉市若葉区 MasakoT

特徴

普通に見られるイラガの仲間。 南方からやって来た外来種で、 都市部の公園などでも見られます。
 
大きさ : 体長28~30mm
食べ物 : 幼虫は様々な植物の葉
成虫が見られる時期 : 6~9月
分布 : 本州、 四国、 九州、 南西諸島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

天敵

青や緑の金属光沢をもつイラガセイボウという寄生バチが、 イラガのマユに産卵します。 セイボウは、 「飛ぶ宝石」「宝石蜂」とも呼ばれる美しいハチです。 イラガセイボウの幼虫はマユの中のイラガの前蛹を食べて成長し、 成虫になるとマユに穴を開けて出てきます。

  • イラガセイボウ
    写真 / 2020.7.20 千葉県市川市 MasakoT

注意点

幼虫は体の表面に毒のある毛をもちます。 「イラムシ」「デンキムシ」と呼ばれ、 幼虫に刺された瞬間、 電気が走ったような痛みがあります。 皮膚炎、 腫れ、 痛みを生じますので、 絶対に触らないようにしてください。 刺された場合は、 粘着テープで毛を取り除き、 流水で洗い流してください。 症状が長引くことは少ないです。

見られる散歩道