青や緑の金属光沢をもつイラガセイボウという寄生バチが、 イラガのマユに産卵します。 セイボウは、 「飛ぶ宝石」「宝石蜂」とも呼ばれる美しいハチです。 イラガセイボウの幼虫はマユの中のイラガの前蛹を食べて成長し、 成虫になるとマユに穴を開けて出てきます。
ヒロヘリアオイラガ
トゲトゲ幼虫はデンキムシ!注意!
特徴
普通に見られるイラガの仲間。 南方からやって来た外来種で、 都市部の公園などでも見られます。
大きさ : 体長28~30mm
食べ物 : 幼虫は様々な植物の葉
成虫が見られる時期 : 6~9月
分布 : 本州、 四国、 九州、 南西諸島
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
天敵
注意点
幼虫は体の表面に毒のある毛をもちます。 「イラムシ」「デンキムシ」と呼ばれ、 幼虫に刺された瞬間、 電気が走ったような痛みがあります。 皮膚炎、 腫れ、 痛みを生じますので、 絶対に触らないようにしてください。 刺された場合は、 粘着テープで毛を取り除き、 流水で洗い流してください。 症状が長引くことは少ないです。