ヒメコケシノブ

葉先に丸い玉がプクプク

  • 山地の岩場に生える。
    登山するとよく出会えるが、 見逃しやすい。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 胞子のうをつけていない葉。
    より大きめのことが多い。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって、 小さな葉をたくさん出す。
    葉はツヤがあって、 ややテカテカ。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 葉先。
    胞子のう群がここに集中してつく。 本種最大の特徴。
    ホソバコケシノブやコケシノブは、 中部の羽片中心に胞子のう群をつける。
    ただし、 ホソバコケシノブによく似ることもある。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 羽片。
    フチに鋸歯はない。
    葉軸に45~70度傾いてつく。
    コケシノブはより急な30~45度の角度でつく。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 胞子のう群。
    二枚貝状の包膜に覆われる。
    包膜のフチに鋸歯や切れ込みはふつうない。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 葉柄と根茎。
    葉柄に最上部を除いて翼はない。
    根茎には毛がつくが抜け落ちやすい。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    狭い翼がある。 毛はほとんどない。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

  • 筆者の人差し指とのサイズ比較。
    小ささがよくわかる。
    写真 / 2025.10 山梨県 S.Ikeda

特徴

岩に平たい枝状の葉をびっしりつけるコケのようなシダ。 かつて同種とされたホソバコケシノブに似ていますが、 涼しい山地でよく見られ、 より小さく、 葉先に集中して二枚貝状の包膜に覆われた胞子のう群がつきます。 時に区別しにくいものも見られます。
 
葉の長さ : 1~5cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の湿った岩場
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州、 屋久島、 朝鮮、 台湾、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

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