同じコケシノブ属の中では、 順にヒメコケシノブ、 コケシノブ、 キヨスミコケシノブあたりが似ています。 アオホラゴケ属のアオホラゴケも間違えやすいです。 いずれよりも、 ホソバコケシノブの方が大きくなります。
●ヒメコケシノブは、 ①葉がふつう5㎝以下で、 ②葉先に集中して胞子のう群がつき、 ③より標高のある場所でよく見られます。
●コケシノブは、 ①葉がふつう7㎝以下で、 ②羽片が30~45度と急な角度で葉軸につき、 ③冬は雪が積もるような涼しい山地で見られることが多いです。
●キヨスミコケシノブは、 ①包膜にギザギザ状の鋸歯があり、 ②裏面の葉軸に毛が多くつき、 ③ほとんどの場合で樹幹にのみ生えます。
●アオホラゴケは、 ①包膜の下部が三角のコップ状で、 ②葉に偽脈が多く、 ③根茎には黒っぽい毛が多くつきます。
ホソバコケシノブ
ギザギザがないところをチェック!
特徴
じめじめした環境を好むコケのようなシダで、 暖かい地域の山地でよく見られます。 コケシノブ類は一般に、 ツヤのある葉をもち、 包膜が二枚貝のような形で、 根茎の毛が抜け落ちやすいです。 本種はその中でも葉がやや大きく、 さらに葉にも包膜にもフチにギザギザ状の鋸歯がないところがわかりやすい特徴です。
葉の長さ : 4~15cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の湿った岩場や樹幹
分布 : 本州、 四国、 九州、 琉球、 その他熱帯広域
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
