ヒメクラマゴケ

かわいらしく土にへばりつきます

  • 林内の湿った斜面に生える。
    写真 / 2023.9.21 高知県北川村 S.Ikeda

  • 主茎を長くはって側枝を出す。
    地面にへばりつくように生える。
    写真 / 2021.10.30 鹿児島県垂水市 S.Ikeda

  • 主茎。 葉はクラマゴケより密について側枝とはっきりと区別できない。
    写真 / 2023.9.21 高知県北川村 S.Ikeda

  • 腹葉の先は少し尖るか、 尖らない。
    背葉の先は尖り、 反り返る傾向がある。
    写真 / 2023.9.21 高知県北川村 S.Ikeda

  • 側枝の先に胞子のう穂をつける。
    タチクラマゴケと違い立ち上げない。
    写真 / 2023.7.21 静岡県西伊豆町 S.Ikeda

  • 長く伸びた胞子のう穂。
    葉は細くて全て似た形になる。
    写真 / 2023.9.21 高知県北川村 S.Ikeda

  • 胞子のう穂の裏。
    黄色っぽいのは大胞子のう。
    赤色っぽいのは小胞子のう。
    写真 / 2023.9.21 高知県北川村 S.Ikeda

特徴

暖かい地域に多いシダ植物。 似たクラマゴケよりも小さめで、 地面にへばりつくように生えます。 主茎と側枝はどちらも葉が密について似ていることや、 腹葉の先があまり尖らないことも特徴です。
 
大きさ : 1本の茎の長さは10㎝ほど
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の林内斜面など
分布 : 日本(本州(千葉以西と伊豆諸島), 四国, 九州, 琉球(トカラ列島以北と西表島)), 台湾, 中国, ベトナム

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​