ヤチスギランの好む湿地は建設のために開発されやすく、 多くの生育地が消滅しました。 その結果、 ヤチスギランは多くの都府県で絶滅または絶滅危惧種に指定される事態に。 人間によって滅ぼされつつあるシダ植物といいていいのかもしれません。
ヤチスギラン
湿地に生えるブラシみたいなヤツ
特徴
ミズゴケが堆積してできた高層湿原などに生えるシダ植物。 地面をはう茎からしばしばブラシのような胞子のう穂を立ち上げてつけます。 暖かい地域に多いミズスギに近い仲間です。
大きさ : 高さ5cmほど
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 湿地
分布 : 日本(北海道, 本州(近畿以東)), 北半球の寒地広域
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。