ヨウシュヤマゴボウ

実は、 美味しそうですが有毒。

  • 散歩道の途中等で、 突如現れる。 野鳥が種を糞と一緒に落としていったものが芽生える。
    写真 / MayaN

  • たわわな実り。 房は下向きに垂れる。
    写真 / 2023.09.12 長野県茅野市 I.Watanabe

  • 花が開くと同時に実が膨らんでいる。 全ての花が確実に実を付ける。
    写真 / 2023.09.12 長野県茅野市 I.Watanabe

  • 雄蕊は10本、 実はカボチャのような形
    写真 / 2023.09.27 長野県原村 I.Watanabe

  • 雌しべの下の種を宿した部屋(子房)が膨らんでいる。 10室ある。 各室に10個の種を宿す。
    写真 / 2023.09.27 長野県原村 I.Watanabe

  • 下部の茎は褐色になる。
    写真 / 2023.09.12 長野県茅野市 I.Watanabe

  • 葉は主脈の部分が盛り上がる。
    写真 / 2023.09.27 長野県原村 I.Watanabe

  • 葉の裏、 細かな毛が生えている。
    写真 / 2023.09.27 長野県原村 I.Watanabe

  • 太い根。 ゴボウの根に似るというが、 ゴボウよりもっと太い。
    写真 / 2023.09.27 長野県原村 I.Watanabe

特徴

枝を四方に張り、 大きな株となります。 秋になるとブドウに形も色も似た果実を付けます。 背丈が2m以上になるので樹木と誤解されやすいですが、 草本です。

タイプ : 多年草
大きさ : 高さは100~200cm 
花の時期 : 6月~9月
生える場所 : 山地、 林縁、 市街地
分布 : 日本全国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

全草にわたって毒があり、 果実も有毒です。 毒性は、 根>葉>果実の順ですが、 果実中の種子は毒性が高い。 実にさわって、 汁が指についた場合、 石鹸でしっかりと洗ってください。 ヒヨドリ、 キジバト、 ハシブトガラスが実をついばみますが、 特に有毒な種は、 糞と一緒に出してしまいます。

執筆協力 : 渡邉勲