筑波実験植物園

タマシダ

地中の「玉」を探そう

  • 海沿いの日当たりの良い草地に多い。
    属名のネフロレピスの名で売られる。
    写真 / S.Ikeda

  • 根茎を短く斜上させて葉を出す。
    走出枝を多く出して群生する。
    写真 / S.Ikeda

  • 羽片。
    先はやや丸みがあり、 ヤンバルタマシダのように尖らない。
    基部上側に耳状のでっぱりがある。
    フチに丸みのある鋸歯がある。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群はややフチ寄りにつく。
    包膜はC形。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉柄。
    茶色っぽい鱗片が多くつく。
    写真 / S.Ikeda

  • 地下の走出枝にしばしば玉がつく。
    水を貯える役割がある。
    写真 / S.Ikeda

  • 新芽。
    白い毛がびっしり。
    写真 / S.Ikeda

特徴

暖かい地域に多いシダで、 よく園芸用にも育てられます。 地下の走出枝に水を貯えるための玉をつけるのが特徴で、 名前の由来にもなっています。
 
葉の長さ : 30~80cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 海近くの林縁や樹幹
分布 : 本州(伊豆諸島・伊豆半島以西)、 四国、 九州、 琉球、 小笠原、 済州島、 台湾、 中国、 東南アジア、 その他熱帯広域

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

タマシダの見られるスポット

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