万葉集に詠まれた「思ひ(い)草」はナンバンギセルであるとされています。
道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ (万葉集巻第十・2270番、 作者不詳)
ナンバンギセル
草原のピンクのパイプ
特徴
南蛮人(西洋人)が日本に持ち込んだタバコを吸う器具に姿が似ていることから南蛮煙管(ナンバンギセル)と名付けられたと言われています。 地上に葉がなく、 ススキなどイネ科植物の根に寄生して栄養を摂取します。
タイプ : ハマウツボ科の多年草
大きさ : 高さ15~30cm
花の時期 : 7~9月
生育場所 : など
分布 : 日本全土、 朝鮮半島、 中国(中南部)、 台湾、 インドシナ、 マレーシア、 インド
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。