ススキ

尾花(おばな)呼ば(よば)れる(あき)七草(ななくさ)

  • 1個体(こたい)多数(たすう)(くき)出し(だし)大きな(おおきな)(かぶ)になる。
    写真(しゃしん) / 2022.9.8 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) htanaka

  • 花穂(かすい)動物(どうぶつ)()見立て(みたて)尾花(おばな)(おばな)と呼ば(よば)れる。 群生(ぐんせい)する花穂(かすい)(あき)風景(ふうけい)
    写真(しゃしん) / 2023.10.21 静岡(しずおか)(けん)大室山(おおむろやま) htanaka

  • ススキの(はな)。 1(ほん)花穂(かすい)多数(たすう)(はな)咲く(さく)黄色い(きいろい)のは雄しべ(おしべ)の葯で花粉(かふん)出し(だし)ている。 白い(しろい)のは雌しべ(めしべ)柱頭(ちゅうとう)(かぜ)花粉(かふん)がとばされて受粉(じゅふん)する。
    写真(しゃしん) / 2023.8.30 長野(ながの)(けん)原村(はらむら) I. Watanabe

  • 葯が茶色く(ちゃいろく)なって、 ()大きく(おおきく)なってきた。
    写真(しゃしん) / 2022.9.8 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) htanaka

  • ()には長い(ながい)ノギがある。 (きん)(えん)のオギにはノギがないことで見分け(みわけ)られる。
    写真(しゃしん) / 2023.10.11 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

  • (ひだり) : ススキ (みぎ) : オギ
    オギの(ほう)()白っぽく(しろっぽく)てふわふわしている。 ススキはやや黄色(きいろ)っぽい。
    写真(しゃしん) / 2023.10.11 茨城(いばらき)(けん)つくば() htanaka

  • ()(えん)はガラス(しつ)で、 鋭く(するどく)とがっていて、 うっかりさわると(ゆび)切れる(きれる)
    写真(しゃしん) / 2023.08.23 長野(ながの)(けん)原村(はらむら) I. Watanabe

  • (いち)(めん)のススキ草原(そうげん)冬場(ふゆば)()入れる(いれる)ことで(かや)(じょう)として維持(いじ)される。
    写真(しゃしん) / 2023.10.21 静岡(しずおか)(けん)大室山(おおむろやま) htanaka

  • 大室山(おおむろやま)ではススキ草原(そうげん)景観(けいかん)観光(かんこう)スポットとなっている。 毎年(まいとし)2(つき)観光(かんこう)行事(ぎょうじ)として山焼き(やまやき)行わ(おこなわ)れる。
    写真(しゃしん) / 2023.10.21 静岡(しずおか)(けん)大室山(おおむろやま) htanaka

特徴(とくちょう)

古く(ふるく)から尾花(おばな)呼ば(よば)れた(あき)七草(ななくさ)のひとつです。 かつては(かや)(かや)として屋根(やね)材料(ざいりょう)家畜(かちく)(えさ)利用(りよう)され、 ススキ草原(そうげん)茅場(かやば)呼ば(よば)れました。 (ひと)暮らし(くらし)助け(たすけ)(いち)(めん)のススキ草原(そうげん)は、 日本(にっぽん)里山(さとやま)代表(だいひょう)する(あき)風景(ふうけい)でした。
 
タイプ : 多年草(たねんそう)
大き(おおき)さ : (たか)さは100~200cm 
(はな)時期(じき) : 8(つき)~10(つき)
生える(はえる)場所(ばしょ) : 平地(ひらち)山地(さんち)()()普通(ふつう)
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)全土(ぜんど)朝鮮半島(ちょうせんはんとう)中国(ちゅうごく)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

カバキコマチグモに注意(ちゅうい)

折りたたま(おりたたま)れた()開い(ひらい)てみようとすると、 子育て(こそだて)邪魔(じゃま)されたと思っ(おもっ)たクモが()てきて、 刺す(さす)ことがあります。 このクモはカバキコマチグモ言い(いい)猛毒(もうどく)持っ(もっ)ているので、 絶対(ぜったい)()開か(ひらか)ないようにしましょう。

  • ()三角形(さんかっけい)折りたたま(おりたたま)れている。
    写真(しゃしん) / 札幌(さっぽろ)() 札幌(さっぽろ)()保健所(ほけんじょ)

  • カバキコマチグモが(なか)子育て(こそだて)(ちゅう)
    写真(しゃしん) / 札幌(さっぽろ)() 札幌(さっぽろ)()保健所(ほけんじょ)

ススキの根元(ねもと)観察(かんさつ)しよう

(なつ)(あき)に、 ピンクの(はな)()られることがあります。 これはナンバンギセル(はな)ですが、 ()はありません。 自分(じぶん)栄養(えいよう)をつくらず、 イネ()植物(しょくぶつ)()寄生(きせい)して生き(いき)ています。 (うん)がよければ、 ススキの根元(ねもと)見つける(みつける)ことができます。

  • ススキに寄生(きせい)して、 根元(ねもと)(はな)咲かせる(さかせる)ことが多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2018.09.12 千葉(ちば)(けん)(いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) Akiyama

注意(ちゅうい)(てん)

()()切ら(きら)ないよう注意(ちゅうい)必要(ひつよう)です。

()られる散歩道(さんぽみち)

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ、 渡邉(わたなべ)(いさお)