リュウビンタイという変わった名前は、 葉柄基部につく黒色の托葉に由来しています。 これが竜鱗(りゅうりん)に例えられ、 それが変化して現在の「竜髭帯」になったと考えられています。
リュウビンタイ
竜のごとく迫力満点なシダ
特徴
亜熱帯を代表する大きなシダ。 小羽片を多数つけた羽片を横方向に大きく広げます。 葉裏には厚く固い胞子のう群が脈沿いにつき、 葉柄基部には竜のウロコのような黒い托葉がつきます。
葉の長さ : 60~300cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の湿った林内
分布 : 本州(千葉以西)、 四国、 九州、 琉球、 台湾、 中国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
