フユシャクとは秋の終わりから早春の寒い時期にあらわれるシャクガの仲間のことです。 日本国内には35種類ほど生息しており、 冬の間、 種類が入れ替わりながらあらわれます。 オスははねがありますが、 メスははねが退化して飛ぶことができず、 フェロモンを出してオスを呼びます。 多くの成虫は、 口が退化しエサをとりません。
シロオビフユシャク
白い帯があるフユシャク
特徴
フユシャクの仲間。 平地~山地に生息し、 公園などで普通に見られます。 オスは白い帯がある灰褐色のはねがありますが、 メスははねがありません。 クロバネフユシャクに似ていますが、 本種の方が大きいです。
大きさ : オス(開張)30~38mm メス(体長)9~12mm
食べ物 : 幼虫はサクラ類など広食性 成虫はエサを食べない
成虫が見られる時期 : 12月~2月上旬(山地では11月から)
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。