21世紀の森と広場

ヤマザクラ

花と葉っぱが同時に出るサクラ

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特徴

花と葉っぱが同時に出てくるサクラです。 江戸時代にソメイヨシノが作りだされるまではヤマザクラが身近な「さくら」でした。 今でも身近にも沢山植えられています。 平安時代から有名な京都や奈良の名所に植えられていたのはヤマザクラです。

みんなの投稿

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

成長が早いです。 春、 ほかの木々が芽吹く前に花を咲かせるので、 山の斜面で咲いているのが遠目にも分かります。 街にもよく植えられます。

  • 花の咲く時期。 葉と花が一緒に出る。
    写真 / MayaN

  • 紅葉するヤマザクラ。 紅葉も美しい。
    写真 / MayaN

  • 冬姿。 成長した木はがっしりとした幹が目立つ。
    写真 / MayaN

新葉の色は赤から緑色まで様々です。 花とのコントラストがきれいです。 また秋の紅葉もきれいです。

  • 縁のギザギザが目立ち、 先がシュッと細くなる。
    写真 / MayaN

  • 腺点がある。 アリが蜜を吸いにくる
    写真 / MayaN

  • 艶のある葉っぱはみずみずしい。
    写真 / MayaN

花はソメイヨシノより少し遅く、 花が咲く時に葉も一緒に出て来ます。 花と一緒に出る新葉は赤いです。
(園芸種ではないので、 花色、 花の時期には幅があります。 )

  • 薄いピンク色の花
    写真 / MasakoT

  • 花はブーケのようにまとまって沢山さくので豪華
    写真 / 佐藤玲子

  • 葉は伸び始めると、 花が咲いている間もすぐに緑色になっていく。
    写真 / MasakoT

まず赤くなって最後に黒く熟します。 食べられますが、 渋いです。

  • 熟すにしたがってクリーム色から赤色、 黒色に変わっていく
    写真 / MayaN

幹・枝

樹皮は黒紫色で光沢があって美しい樹皮です。 横に長い皮目(裂け目)が目立ちます。
樺細工に使われる材料は、 白樺(シラカンバ)ではなく、 ヤマザクラの樹皮です。

  • 横に細い裂け目がある
    写真 / 佐藤玲子

  • 老木になると黒っぽく、 全体がささくれだったようになる
    写真 / MayaN

  • 若い木の幹は光沢があり美しい
    写真 / MayaN

冬芽・葉痕

赤っぽい光沢のある冬芽です。

  • 光沢があり大きな冬芽は目立つ
    写真 / MasakoT

  • 芽鱗の先端が開き気味になる
    写真 / MasakoT

名前の由来

古くから山に咲く桜を「山桜」と呼んでいましたが、 そのままヤマザクラという種名になりました。

体験・遊び

紅葉の時期、 色々な色の葉っぱを見つけてみましょう。 似た色を順番にならべるときれいです。

  • 写真 / htanaka

関わりが深い生き物

サクラの葉はいろいろな虫が食べるので、 葉は穴だらけ。 芽吹いたばかりの新葉も、 イモムシ・ケムシがねらっています。
実を食べにいろいろな鳥がやって来ます。

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