高さ2〜3mになる落葉樹です。 成長が遅くて芽を出す力も弱いため、 あまり枝分かれしない長い枝を横に伸ばします。
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特徴
白いアジサイ似の小さめな手まりのような花が、 枝にポンポンポンと並んで咲きます。 園芸種として生まれ、 古くから栽培されてきました。 もとになったのは、 本州の日本海側に生えるケナシヤブデマリであるといわれています。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
Peak Season
Blossom
Leaf
Fruit
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| 見頃 |
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| 花 |
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| 葉 |
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高さ
低木 (1〜5m)
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花の性別
両性花
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分布日本、 台湾、 中国原産 |
生息地ー |
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分布日本、 台湾、 中国原産 |
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生息地ー |
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学名Viburnum plicatum var. plicatum f. plicatum |
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樹形
葉
幅の広い丸い形で少しつやがあり、 厚みもある葉です。 縁のギザギザははっきりとしていて、 先は少しとがります。
花
小さな白い花が集まって手まりのような形になり、 ポンポンポンと枝に咲きます。 一つ一つの白い小さな花は、 5つに深く切れ込んだ花びらが変化した装飾花で、 雌しべと雄しべは退化しています。
実
雄しべと雌しべが退化していて、 実はできません。
幹・枝
若い枝は茶色くて細かい毛がありますが、 太い枝になってくるとつやつやに、 そしてやがて灰色っぽくなってシワシワの筋が入ります。
冬芽・葉痕
茶色の2枚の芽鱗に包まれた、 しずく型の冬芽です。 葉痕の維管束痕は3つで、 お顔に見えます。
人との関わり
日本では古くから栽培されています。 庭木として植えられたり、 切り花として使われたりしています。 種ができないので、 さし木で増やします。
名前の由来
白くて大きな球になった花の集まりが「手まり」のようであるため、 オオデマリとよばれるようになりました。
その他の情報
花はアジサイに似ていますが、 別の仲間です。 アジサイの大きな花(装飾花)の花びらに見えるものはがく片ですが、 オオデマリの花びらは本当に花びら(花弁)です。
