木の形は扇を立てたよう。 上にいくにつれて広がります。
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特徴
うす紫色の香りのよい花が木全体に咲きます。 博物学者南方熊楠が愛した木として有名です。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
ギザギザの小さな葉がたくさんついた羽状になった葉です。
花
しなやかな枝に、 薄紫色の面白い形の花がたくさん咲きます。
実
クリーム色の実ができます。 実は冬に葉が落ちても残るのでとても目立ちます。 中に1個の星型の硬い種のようなものが入っていますが、 それは種ではなくて、 さらにその中に細長い種が入っています。
幹・枝
粗い縦じわがたくさん入っています。
冬芽・葉痕
大きな葉痕に丸い冬芽がちょこんと乗っています。
名前の由来
冬に沢山木に残っている実が、 滋賀県の三井寺の千団子祭りの団子のようだから「千団子」→「センダン」になったという説があります。 また、 「オウチ」とか「オフチ」と呼ばれることもあります。
「栴檀(センダン)は双葉(ふたば)より芳し(かんばし)」と言葉がありますが、 この「センダン」は「ビャクダン」のことを指します。 センダンの材には香りはありません。