成長すると高さ30mにもなります。

ホオノキ
特大の葉っぱは食器として使われた

ホオノキの特徴
特大の葉は古代人が食べ物をのせたり、つつんだりするのに使いました。今でも朴葉みそ、朴葉飯、朴葉寿司などホオノキの葉を使ったお料理は沢山あります。
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
特大の葉っぱは、長さが30cmを越えます。香りがあり、殺菌作用があるため食材を包むのに使われてきました。
花
大きな花は、木の高いところで上向きに咲くことが多く見逃してしまうことが多いです。
ぜひ見つけてください。
花は強い香りを放ち虫を呼びますが、蜜は出さず花粉を虫の食べ物として差し出します。
実
大きな実は秋になると赤く色づき垂れ下がります。
熟すと、中から糸のついた真っ赤な種が出てきます。
幹
樹皮は、白っぽく滑らか。
冬芽
特大の冬芽です。特に先端の冬芽は親指ほどの大きさにもなります。
人との関わり
大きな葉が料理の器や包みとして使われます。
また木材は緑色を帯びていて硬く、水に強く、ヤニが少ないなどの性質から下駄の歯やまな板、和包丁、日本刀の鞘などに様々なものに使われてきました。
名前の由来
葉でものをつつんだことから「包む木」→「包(ホウ)の木」となったという説があります。
その他の情報
ホオノキは、1億年以上前の化石から見つかっており花を咲かせる植物「被子植物」の中で、最も原始的なグループの一つとして知られています。