安行(あんぎょう)小学校(しょうがっこう)

イヌエンジュ

(えだ)()(かわ)独特(どくとく)香り(かおり)

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イヌエンジュの特徴(とくちょう)

(なつ)にフジの(はな)上向き(うわむき)にしたような白い(しろい)(はな)咲かせ(さかせ)ます。元々(もともと)エンジュと呼ば(よば)れていましたが、中国(ちゅうごく)からやってきた(べつ)()名前(なまえ)をとられ、自分(じぶん)はイヌエンジュという名前(なまえ)にされてしまいました。
(みき)(えだ)傷つける(きずつける)独特(どくとく)強い(つよい)香り(かおり)がします。

以下(いか)情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

(うえ)広がる(ひろがる)こんもりとした()(がた)になる

  • (はな)咲い(さい)ている(とき)様子(ようす)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (ふゆ)姿(すがた)(えだ)がカクカクとした感じ(かんじ)
    写真(しゃしん) / MayaN

()

(えだ)小さな(ちいさな)()が3~6(たい)(たい)になってつき、先端(せんたん)(いち)(まい)だけつきます.(→奇数(きすう)()(じょう)複葉(ふくよう)
(しょう)()集まっ(あつまっ)たものが本来(ほんらい)の1(まい)()になります。()互生(ごせい)(えだ)違う(ちがう)ところから出る(でる))。
両面(りょうめん)()生え(はえ)特に(とくに)裏面(りめん)はびっしりと生え(はえ)ます。

  • 小さな(ちいさな)()集まっ(あつまっ)たものが1(まい)()
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (みどり)銀色(ぎんいろ)芽吹き(めぶき)はとてもゴージャスで目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / YukiSano

(はな)

小さな(ちいさな)クリーム(しょく)(はな)集まっ(あつまっ)咲き(さき)ます。
白い(しろい)フジのように小さな(ちいさな)(はな)(ぼう)になって集まっ(あつまっ)咲き(さき)ますが、(はな)(ぼう)はフジのように垂れ下がら(たれさがら)上向き(うわむき)です。

  • フジのような(ぼう)(じょう)(はな)立ち上がっ(たちあがっ)咲く(さく)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (はな)(ぼう)(なん)(ほん)集まっ(あつまっ)咲く(さく)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (はな)(ぼう)近く(ちかく)見る(みる)と、小さな(ちいさな)マメの(はな)集まり(あつまり)であることが分かる(わかる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ()全体(ぜんたい)(はな)咲い(さい)ている様子(ようす)
    写真(しゃしん) / MayaN

()

ぺったんこの(まめ)のさやが沢山(たくさん)かたまって実り(みのり)ます。カサカサでぺったんこなので(なに)もはいってないかと思え(おもえ)ば、(ちゅう)から7~8mmのころっとした(まめ)が2~3()()てきます。

  • ぺったんこのマメの(さや)集まっ(あつまっ)実る(みのる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 熟し(じゅくし)(さや)はお世辞(せじ)にもきれいとは言え(いえ)ない(;^_^A
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ぺったんこの(さや)は、(なに)入っ(はいっ)ていないように見え(みえ)て、開ける(あける)とちゃんと(まめ)が2~3()入っ(はいっ)ている
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 熟す(じゅくす)(まえ)()(きぬ)サヤのようで美味し(おいし)そう。
    写真(しゃしん) / MayaN

(みき)

樹皮(じゅひ)(えだ)傷つける(きずつける)独特(どくとく)強い(つよい)臭い(におい)があります。
全体(ぜんたい)(てき)黒っぽい(くろっぽい)感じ(かんじ)のする樹皮(じゅひ)です。そこからクロエンジュとも呼ば(よば)れてきました。

  • 樹皮(じゅひ)菱形(ひしがた)割れ目(われめ)ができます。老木(ろうぼく)になると浅く(あさく)(たて)裂ける(さける)ようになります。
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 全体(ぜんたい)(くろ)々とした樹皮(じゅひ)
    写真(しゃしん) / MayaN

冬芽(とうが)

冬芽(とうが)三角(さんかく)おにぎり(がた)水滴(すいてき)(がた)
鱗片(りんぺん)(がりん=冬芽(とうが)をつつむうろこ(じょう)(かわ))は2~3(まい)でです。
濃い(こい)茶色(ちゃいろ)()白っぽい(しろっぽい)()沢山(たくさん)生え(はえ)ています。

  • ころんとした冬芽(とうが)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • (なつ)時期(じき)にはもう冬芽(とうが)はふくらんで、準備(じゅんび)をしている
    写真(しゃしん) / MayaN

(ひと)との関わり(かかわり)

(えだ)樹皮(じゅひ)傷つける(きずつける)独特(どくとく)強い(つよい)臭い(におい)がすることから、アイヌでは病魔(びょうま)をさけるという言い伝え(いいつたえ)があったと言わ(いわ)れています。(北海道(ほっかいどう)(りつ)総合(そうごう)研究(けんきゅう)機構(きこう)ホームページより)
(ほん)(しゅ)元々(もともと)エンジュと呼ば(よば)れていて、その名前(なまえ)延寿(えんじゅ)(=寿命(じゅみょう)延びる(のびる))とかけて、縁起(えんぎ)良い(よい)()として、よく(いえ)入り口(いりくち)()(きた)植え(うえ)られました。
(ざい)独特(どくとく)色合い(いろあい)で、工芸(こうげい)(ひん)などに使わ(つかわ)れます。

  • イヌエンジュの(ざい)独特(どくとく)色合い(いろあい)
    写真(しゃしん) / YukiSano

名前(なまえ)由来(ゆらい)

元々(もともと)エニスと呼ば(よば)れ、それが変化(へんか)してエンジュと呼ば(よば)れるようになったと言わ(いわ)れています。中国(ちゅうごく)から(えんじゅ)(フゥアィ)という(べつ)()入っ(はいっ)てきて、そちらを「エンジュ」と呼ぶ(よぶ)ようになり、(ほん)(しゅ)はイヌエンジュと呼ば(よば)れるようになりました。

  • イヌエンジュとエンジュは同じ(おなじ)マメ科の木(しなのき)()ているが(べつ)種類(しゅるい)()

その他(そのた)情報(じょうほう)

北海道(ほっかいどう)(もり)多く(おおく)生え(はえ)ます。北海道(ほっかいどう)ではイヌエンジュのことを「エンジュ」と呼び(よび)ます。

性格(せいかく)

北海道(ほっかいどう)などによく()られます。本州(ほんしゅう)でも(やま)とか比較的(ひかくてき)涼しい(すずしい)場所(ばしょ)好み(このみ)のようです。「イヌ」がつくのは、だいたい日本(にっぽん)(むかし)からいる身近(みぢか)()です。あまり珍しく(めずらしく)なく、どこでも普通(ふつう)()られるので「格下(かくした)」という扱い(あつかい)になりがち。でも身近(みぢか)なありふれた()こそ、日常(にちじょう)作っ(つくっ)てくれる大事(だいじ)()です。

体験(たいけん)遊び(あそび)

心材(しんざい)濃い(こい)褐色(かっしょく)なので、輪切り(わぎり)にするだけでおしゃれなコースター、ペンダント、イヤリング、モビールができます。心材(しんざい)(あたり)(ざい)のコントラストを生かし(いかし)木彫り(きぼり)のフクロウも作ら(つくら)れます。(ざい)特徴(とくちょう)生かし(いかし)木工(もっこう)考え(かんがえ)てみましょう。

  • 木彫り(きぼり)のキノコ。心材(しんざい)褐色(かっしょく)(あたり)(ざい)白っぽい(しろっぽい)(いろ)なのを利用(りよう)
    写真(しゃしん) / minaei

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

上向き(うわむき)咲く(さく)(はな)には、ハチやチョウなどたくさんの(むし)がやってきます。北海道(ほっかいどう)ではミツバチが集め(あつめ)(みつ)で、貴重(きちょう)なハチミツが作ら(つくら)れます。

タップすると詳細(しょうさい)()られます

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 「性格(せいかく)」「体験(たいけん)遊び(あそび)岩谷(いわたに)美苗(みな) 執筆(しっぴつ)

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