緑化推進拠点(千葉)

アメリカデイゴ

真っ赤な花は、 南アメリカの国々の国花

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特徴

真っ赤な花が房になって咲き、 ゴージャスです。 カイコウズ(海紅豆)とも呼ばれます。
南アメリカのアルゼンチン、 ウルグアイの国の花です。 故郷の南アメリカでは、 昆虫以外にハチドリという鳥も蜜を吸いにやってきます。

みんなの投稿

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

枝が太いので、 木全体がどっしりとした感じになります。

  • 赤い花が木全体にさいている様子
    写真 / EijiI

  • 枝が太く背の低い木もどっしりとした感じ
    写真 / MayaN

小さい葉が3枚ずつセットになった葉です。
よく見ると葉の柄には腺点(蜜などを分泌する器官)、 棘もあります。 (腺点や棘はない葉もあります。 )

  • 三枚ずつセットになった葉
    写真 / MayaN

  • 葉の柄には腺点とトゲがある
    写真 / MasakoT

  • 葉同士は重ならないように展開する
    写真 / MasakoT

  • 新しい葉が開いていく様子は面白い。
    写真 / MasakoT

真っ赤な花が沢山咲きます。 一つの花は、 大きくて平らな花びらと筒状の花びらから出来た面白い形です。 滴るほどたくさんの蜜(みつ)が出ます。
故郷の南アメリカでは、 虫以外にハチドリという小さな鳥が蜜を吸いにやってきます。
初夏に一番たくさん花を咲かせますが、 その後も秋の終わりまで何度も花を咲かせます。

  • 大きくて真っ赤な花は豪華。
    写真 / MayaN

  • 枝の下から花が咲いていく様子。 秋にも花が咲く。
    写真 / MasakoT

  • 花の蕾は鳥のくちばしのよう。
    写真 / MayaN

  • 筒状の花びらの中には雄しべが突き出しており、 中には雌しべもかくれている。
    写真 / MasakoT

  • 雄しべの中には雌しべが隠されている
    写真 / MayaN

細長い筒状の豆の実ですが、 なかなか実がなりません。

  • 未熟な実
    写真 / MayaN

  • 熟し始めた実。 この後、 実は落ちてしまい種は確認できませんでした。 残念。
    写真 / MayaN

幹・枝

深いシワが入った幹です。

  • 写真 / MayaN

人との関わり

鹿児島県の県木であり、 南アメリカのアルゼンチン、 ウルグアイの国の花です。

名前の由来

中国南部での呼び名「梯梧(テイゴ)」からデイゴと呼ばれるようになったと言われています。 アメリカ大陸原産であることからアメリカと付きました。
学名の「crista-galli」は、 「ニワトリのとさか」という意味になります。

その他の情報

デイゴは、 アメリカデイゴと近い仲間ではありますが、 別種の木。 葉が出る前に真っ赤な花を咲かせます。
インドやマレー半島が原産で、 沖縄の県木になっています。

  • デイゴ。 葉が出る前に赤い花を咲かせる。
    写真 / アミーチ・ユーゴ(photolibraly)

性格

ブラジル生まれなので、 とにかく寒いのが苦手。 関東より北では寒さに耐えられません。 成長が早いので、 毎年冬前に丸坊主にされがちです。 切られても枝葉をぐんぐん伸ばして、 真っ赤な花を咲かせます。

  • 毎年冬には剪定されるアメリカディゴ。 同じところで切るので剪定こぶができている
    写真 / minaei

体験・遊び

ブラジルでは花は食べられ、 サラダや煮て食べるようです。 花をお皿に添えると一気に南国風の料理?リゾート感が出ます。 ライスペーパーに花とサラダを巻くと、 とってもきれいですが花は後味が苦いです。

  • 生春巻き風に。 花はにがい
    写真 / minaei

関わりが深い生き物

花にあるたっぷりの蜜をもとめて、 メジロなどの鳥がやって来ます。 ウラナミシジミがやってきて、 花やつぼみに卵を産みます。

  • つぼみに産卵するウラナミシジミ。
    写真 / MasakoT

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執筆協力 : 「性格」「体験・遊び」岩谷美苗 執筆

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