葉が大きめで、 木全体がうっそうとした感じがします。
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特徴
縞模様の帽子のドングリが実る木です。
葉のギザギザが粗いので粗樫(あらかし)と名前がついた説があります。
人間が住む前は、 日本の本州の常緑の森の主役の木だったと言われています。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉は厚みがあって光沢があります。
ふちのギザギザが目立ちます。
花
雌花と雄花があります。
雄花はひも状で沢山咲くので目立ちます。
雌花は極小で見つけづらいです。 これが半年でドングリに成長します。
実
帽子が縞模様のドングリです。 春花が咲いて同じ年の秋に実ります。
幹・枝
黒っぽい樹皮。 浅いくぼみや皮目があります。
冬芽・葉痕
鱗のような沢山の芽鱗のある冬芽です。
名前の由来
葉のギザギザが粗い→アラ
材が固いので固し→カシ
性格
アラカシは特に注目をあびる事もなく、 地味に暮らしています。 よくシラカシと間違えられたりしているのですが、 シラカシがあっさりめな醤油顔(葉)で、 アラカシは彫りの深いバター臭い顔(葉)です。 中にはバター醤油顔(葉)もあり、 やっぱりシラカシと似ていたりします。
体験・遊び
四国の山にはカシ豆腐という郷土食があり、 アラカシやシラカシのどんぐりが使われたと思われます。 アラカシのどんぐりはそのままでは苦くて食べられませんが、 水にさらしてあくを抜き、 でんぷんだけにして、 水にといて加熱すると豆腐のように固まります。 韓国にも似たようなどんぐりゼリー(トトリムク)があります。
見られる場所
執筆協力 : 「性格」「体験・遊び」岩谷美苗 執筆