津久井湖城山公園

ミズキ

早春に枝をきると水がしたたる

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特徴

春先枝を折ると水が滴り落ちる、 そこからミズキという名前がつきました。
冬の赤い枝がとても綺麗で目立ちます。 お正月飾りの繭玉(まゆだま)を刺すのに使います。

みんなの投稿

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

枝の張り方が独特です。 長く太い横枝が突き出しており、 遠目から見ると特徴のある樹形になります。
一度この木の形を覚えると、 花の時期になると遠くから見ても木の形で分かるようになります。

  • 花の時期は階段状の枝はりが分かりやすい
    写真 / MayaN

  • 水の豊かな場所では、 横枝を大きくのばし
    雄大な樹形になる
    写真 / MayaN

  • 前年の強風で倒れても最後の力を
    ふりしぼって花を咲かせたミズキ
    写真 / MasakoT

枝に交互につきます。
柄が長く、 カーブした葉脈がよく目立ちます。

  • 写真 / MayaN

初夏に小さな花がたくさん集まって咲きます。
小さなコガネムシなどの虫が沢山やってきます。 それらの虫は、 花粉を食べつつ受粉の手伝いをしているのです。

  • 小さな花が集まって咲く
    写真 / MayaN

  • 小さな花は、 花びらが4枚。
    写真 / MayaN

  • コガネムシが沢山やってくる
    写真 / MayaN

  • 真っ赤な枝から花芽がみえる
    初夏に咲く花を早春から準備
    写真 / MasakoT

はじめは赤く、 完全に熟すと黒くなります。 鳥がよく食べにきます。

  • 赤から黒へ熟していく途中の実は色とりどり
    写真 / MasakoT

  • 完全に熟した実
    写真 / 大作晃一

  • 未熟な実
    写真 / MayaN

幹・枝

成長した木の幹は、 網目模様になることが多いです。
冬、 横に張り出した枝は、 赤くきれいです。 この枝はお正月の繭玉を刺す枝として使われました。

  • 成長した木の幹は網目模様にあることが多い
    写真 / MayaN

  • 冬、 枝は真っ赤で美しい
    写真 / MayaN

  • 春、 枝を切ると水が出てきます。
    写真 / T.N

冬芽・葉痕

赤い枝についた丸みのある濃い赤色の冬芽がよく目立ちます。

  • 表面は無毛で光沢がある
    写真 / MasakoT

  • 赤い枝についた赤色の冬芽は相乗効果で目立つ
    写真 / MayaN

  • 赤くない枝の先端についた冬芽もある
    写真 / MasakoT

  • 赤くない枝の先端についた冬芽もある
    写真 / MasakoT

  • 赤い冬芽から新葉が芽吹く様子
    写真 / MasakoT

名前の由来

樹液が多く、 早春に枝を切ると水がしたたり落ちることから「ミズキ」という名前になりました。

  • 春、 枝を切ると水が出てきます。
    写真 / T.N

関わりが深い生き物

上向きに咲く白い花には、 コガネムシの仲間など多くの昆虫がやってきます。
5~6月、 キアシドクガ(ガ)が、 ときに大発生することがあります。
ミズキの実は鳥たちのごちそう。 いろいろな鳥が好んでよく食べます。

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