下部からよく枝が分かれこんもりと茂ります。 成長すると高さ5mぐらいになります。
ハコネウツギ
白からピンク、 紅色と花の色がどんどん変わっていく木
特徴
初夏に咲く白い花はだんだピンク色、 紅色に変わっていき、 色とりどりの花が一度に咲いているように見えます。
潮風に強く海の近くで植えられているところよく見かけます。
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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉は対生。 長さは6~16㎝。 先端は鋭くとがり、 縁には細かいギザギザがあります。
花
枝先に2~3個ずつ花をつけます。 花色は咲き始め白く、 しだいにピンク色、 紅色へと変化します。
実
筒状の実です。 11月頃に茶色に熟すと筒が裂けて、 中から小さな種が飛び出します。 種には翼があり、 風によって遠くへ飛んでいきます。
幹・枝
樹皮は灰褐色です。 薄くはがれて、 縦に深い皺(しわ)が入ったように見えます。
冬芽・葉痕
とがった爪のような形で、 何枚もの芽鱗に包まれています。 葉痕の維管束痕は3つで、 いろいろな表情のお顔が見られます。
名前の由来
茎が空洞なので「空木(うつぎ)」。 「箱根」に多い植物と誤解されたので「ハコネウツギ」と名前がついたと言われています。 海岸に多い植物なのに、 なぜ箱根にあると誤解されたかは不明です。 ですが、 最近箱根の低地には自生することがわかってきました。
同じ木に白く花と赤い花が混ざり合うことから錦帯花(きんたいか)という中国名や、 「ゲンペイウツギ(源平空木)」といった別名もあります。