慈林小学校

ハナミズキ

桜のお礼にアメリカ合衆国から贈られた

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特徴

北アメリカ原産の木です。 大正時代のはじめに東京市長からアメリカ合衆国の首都ワシントンへサクラの苗木を贈ったお礼に日本へ贈られました。
ハナミズキをモチーフとした一青窈(ひととよう)さんの歌がヒットしたことからよく名前が知られています。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

日本に植えられているものは5m程までですが、 原産地のアメリカ合衆国では、 大きいものは高さ12m直径45㎝程になるものもあります。

  • 上向きに咲く花が一度に沢山咲く
    写真 / EijiI

  • 桜が終わった時期に街をまた華やかにする
    写真 / MayaN

枝先に集まって付き、 8~15㎝の卵状楕円形または卵円形で先は短くとがっています。 秋には紅葉します。

  • ミズキ科らしい葉脈。 外側にいくほど大きく湾曲し、 最後は先端にむかって伸びる
    写真 / MayaN

  • 葉の裏は白っぽい。 短い毛が密生。 葉脈上には長い毛が生える
    写真 / MayaN

  • 紅葉も美しい
    写真 / htanaka

  • 紅葉も美しい
    写真 / htanaka

  • 街中ではこんな感じの紅葉が多い。
    写真 / EijiI

  • 芽吹きの色も美しい
    写真 / MasakoT

4~5月に、 葉が広がる前か同時に咲きます。 花びらに見えるのは葉が変形した総苞片(そうほんへん)です。 中心には小さな花が集まって咲いています。

  • 咲き始めは花が目立ち雪がつもったように真っ白に見える
    写真 / MasakoT

  • 花が咲き始めると葉も伸び始める
    写真 / MayaN

  • 4枚の花びらのような総苞片(そうほうへん)の中心に本当に花がある
    写真 / MayaN

  • 一青窈(ひととよう)さんの歌に登場する薄紅色(ピンク色)の花
    写真 / MasakoT

  • 花びらのような総苞片(そうほうへん)の開き始め。 握りこぶしのよう
    写真 / MasakoT

  • 少しひらいてきた。
    写真 / MasakoT

  • 開いたが中心の本当の花はまだ蕾
    写真 / MasakoT

  • 花がやっと咲いた
    写真 / MasakoT

  • 中心に小さな花が集まって咲く。 花びらは4枚。
    写真 / MasakoT

長さ1㎝程の楕円形で9~10月に暗紅色に熟します。 光沢があって美しく小鳥の御馳走になりますが、 毒性があるため人間は食用できません。

  • 真っ赤な実はとても目立つ
    写真 / MasakoT

  • 近くで見ると光沢がありまた美しい
    写真 / MasakoT

  • ヤマボウシの実と比較。 ヤマボウシとハナミズキは花は似ているのに実は全然違う。
    写真 / MasakoT

幹・枝

灰黒色で細かい割れ目が入り、 ごつごつした肌になります。

  • 写真 / MayaN

冬芽・葉痕

白っぽい短毛があり、 赤みのある芽です。 葉芽はツンととがり、 花芽は玉ねぎのようなぷっくりとした形です。 葉痕の維管束痕は3つ。 何かをたくらんでいるような表情のお顔があります。

  • 赤い葉がついているころに見えている花芽
    写真 / MasakoT

  • 赤い葉がついているころに見えている葉芽
    写真 / Tamacha

  • 葉が落ちると葉痕が見える
    写真 / Tamacha

  • 花芽の下の方の葉痕にもお顔があるよ
    写真 / Tamacha

人との関わり

大正時代のはじめに東京市長からアメリカ合衆国の首都ワシントンへサクラの苗木を贈った際に、 その返礼で日本へ贈られてきた「日本親善の木」として有名です。 アメリカ合衆国東部を象徴する花としてノースカロライナ州、 バージニア州では州の花とされています。

名前の由来

日本の山野に沢山生えるミズキと近い仲間で、 花が目立つことから「花のミズキ」でハナミズキとなりました。

  • ミズキの花。 近い仲間だが、 ぱっと見た感じ全く似ていない。
    写真 / MayaN

関わりが深い生き物

花にはチョウなど昆虫が訪れます。
実は鳥の大好物で、 ヒヨドリ、 ツグミ、 ジョウビタキなどいろいろな鳥がやって来ます。

  • ハナミズキの花にやってきたジャコウアゲハ
    写真 / MasakoT

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