カラマツ

秋の黄葉が美しい針葉樹

特徴

秋に落葉する針葉樹です。 秋の黄葉がきれいです。 元々本州の限定した地域にのみ生えていましたが、 寒さに強く厳しい環境でも早く成長するため、 北海道、 長野県などの山や森にたくさん植えられました。 現在、 日本ではスギ、 ヒノキについで多く植えられています。

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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ20mを超す高木です。
ですが日本最高峰の富士山では、 高山植物の代表であるハイマツが自生しておらず、 代わりに、 カラマツが地を這うような姿に変化して生えています。

  • 金色に染まる北海道の森
    写真 / 2020.11.4 北海道名寄市 KazuSumi

  • 新緑のカラマツ
    写真 / 2020.11.10 北海道厚岸町パイロットフォレスト YukiSano

  • 森林限界を超える厳しい環境では低木として生きる。 同じ木と思えない姿。
    写真 / 2015.10.13 山梨県富士河口湖町 MayaN

松の葉を短くしたような針状の葉っぱです。 触るとやわらかいです。

  • 写真 / 2012.5.15 長野県 EijiI

雌花(めばな)と雄花(おばな)があります。

  • 雌花(めばな)
    写真 / 大作晃一

  • 雌花(めばな)
    写真 / 2015.5.4 山梨県富士河口湖町 MayaN

  • 雄花(おばな)
    写真 / 大作晃一

  • 雄花(おばな)
    写真 / 庭木図鑑植木ペディア

小さなかわいい松ぼっくりのような実ができます。 秋に実った松ぼっくりのような実は春までずっと木に残っています。

  • 写真 / 2015.5.4 山梨県富士河口湖町 MayaN

  • 写真 / 2020.8.22 福島県桧枝岐村 MayaN

幹・枝

褐色(かっしょく・濃い茶色)であらく割れてはがれ落ちます。

  • 写真 / 2019.12.4 徳島県神山町 MayaN

名前の由来

冬枯れるから「枯れ松」→カラマツになったという説があります。

関わりが深い生き物

カラマツのタネを食べに小鳥たちがやって来ます。
伐採木や弱った木はシラフヒゲナガカミキリやオオゾウムシが産卵します。

見られる場所