亀戸中央公園

クスノキ

日本一太くなる木

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特徴

クスノキは、 日本で一番太くなる木です。 日本の巨木1位は、 鹿児島県の「蒲生の大楠(かもうのおおぐす)」と呼ばれるクスノキで、 幹回り24m以上と言われています。 全国の神社にはクスノキの巨樹が多く生えています。 葉は、 爽やかな香りがします。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

成長が非常に早く、 太く大きくなります。 成長すると丸みをおびた形になります。

  • 日本一の巨木、 蒲生の大楠(かもうのおおぐす)。 幹回りが24m。 樹齢約1600年といわれる。
    写真 / 石井誠治

  • 街路樹も大木になる
    写真 / MayaN

5~12cm。 初夏の新葉がきれいです。
葉はちぎると樟脳の香りがします。 以前は葉や枝は樟脳(しょうのう)の原料として使われました

  • 三本の脈が目立つ。 葉の縁はギザギザ(「鋸歯」という)が無く波打っている。
    写真 / MayaN

  • 葉脈の付け根に小さな穴がある。
    この穴はダニ部屋と呼ばれダニが住んでいる。
    写真 / MayaN

  • 春に芽吹いた若葉は赤い
    写真 / MayaN

白くて小さな香りのよい花が咲きます。

  • 小さな蝋細工(ろうざいく)ような花。 爽やかな香りがする
    写真 / MayaN

  • 木全体に咲く
    写真 / MayaN

光沢のある黒い実がなります。

  • ピカピカの黒い実が実る
    写真 / MayaN

  • 未熟な実は緑色で傷つけると強い香りがする
    写真 / MayaN

  • 実の中には1個黒い種が入っている
    写真 / MayaN

幹・枝

深い皺(しわ)の入った幹です。

  • 写真 / MayaN

冬芽・葉痕

先がとがり、 スリムな卵型の芽です。 赤い芽鱗が何枚も重なっているのが見えます。

  • 枝先の芽は大きい。
    写真 / MasakoT

  • 枝先にたくさんの芽がつくことがある。
    写真 / MayaN

  • 葉痕は小さくて、 お顔ははっきりしない。
    写真 / Tamacha

  • 枝先より下の芽はとても小さい。
    でも、 ニンマリしたお顔がみえることがある。
    写真 / Tamacha

  • 若い枝の芽も、 とても小さい。
    写真 / Tamacha

名前の由来

古くからクスノキの巨木が注目をあびて「奇しき木」(くすしき、 珍しい木という意味)と呼ばれたことから「クスノキ」となったと言われています。

体験・遊び

クスノキの葉はちぎるとすーっと良い匂いがするけれど、 落ちている枝も、 折ると上品な無印のお店のような香りがします。 クスノキの枝を拾って、 ペットボトルでぺこぺこ匂い発射装置を作ってみよう。 匂いが弱くなったら、 中の枝を折るとまた復活します。 *生の葉だとクスノキとはかなり香りが違ってきます。 リンゴのような香りになります。

  • クスノキの枯枝や枯葉をひろう
    写真 / minaei

  • ペットボトルのキャップに穴をあける。 穴は1つがおすすめ!
    写真 / minaei

  • 枝を折るといい匂いがする。 折らないと匂いはしません。
    写真 / minaei

  • 枝や枯葉を入れて穴開きのキャップをする
    写真 / minaei

  • ペットボトルを押して、 良い香りをかぐ(花粉症の方にもおすすめ)
    写真 / minaei

関わりが深い生き物

葉や枝は虫よけの樟脳の原料として使われますが、 それをものともせず葉を食べる虫たちがいます。
市街地の公園や街路樹のクスノキでは、 アオスジアゲハをよく見かけます。
冬になると、 ヒヨドリやムクドリなどが黒い実を食べにやってきます。

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