ササの仲間の中では背が高く4mほどまで大きくなります。 すらりとした稈をたくさん出して群生します。
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特徴
名に「タケ」と付きますが、 筍を包んでいた皮が取れずに腐るまで付いているのでササの仲間に分類されます。 すらりと細くのびる樹形、 細くてなよっと曲がる葉が特徴です。 しなやかに曲がる稈(木の幹にあたる部分)は、 釣り竿としてとして使われます。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
長さ20~25㎝ほどの葉っぱです。 葉鞘のふちは著しく斜上しています。
花
タケやササの仲間は花と実がつく時期は数十年周期とも百年以上の周期ともいわれておりますが、 詳しいことは分っていません。 花が咲くと枯れてしまいます。
幹・枝
稈鞘(元々は筍を包んでいた皮)は剥がれずに鞘の約3分の2を覆います。 節はやや膨らみ、 一つの節から3本以上の枝が出ます。 太さ2~3㎝程度と他のササより太めの稈です。
人との関わり
稈に粘りがあり曲げやすいので籠、 簾、 団扇などの生活用具の材料として使用されます。
名前の由来
男竹と呼ばれるマダケに対して、 すらりと細くのびる姿が女性的なので「女竹(メダケ、 オンナダケ)」と付いたといわれます。 筍が苦いので苦竹(ニガタケ)という別名もあります。
その他の情報
メダケとアズマネザサは関東地方南部の人里で混在してよく見かけます。 中間的なものもあり識別が難しい場合もありますが、 ポイントは葉の下垂具合、 先端のとがり方、 葉鞘の上縁の傾斜の度合いの3つです。