21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

トチノキ

古代(こだい)から日本人(にっぽんじん)大切(たいせつ)食料(しょくりょう)だった

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トチノキの特徴(とくちょう)

大きな(おおきな)()をつける大木(たいぼく)です。()(はな)(みのる)、それぞれに特徴(とくちょう)があるので(いち)()覚える(おぼえる)忘れ(わすれ)ません。(くり)のような(たね)は「とちの()」と呼ば(よば)れます。あくが強く(つよく)食べる(たべる)には手間(てま)がかかるのですが、縄文(じょうもん)時代(じだい)から日本人(にっぽんじん)大切(たいせつ)食料(しょくりょう)でした。縄文(じょうもん)遺跡(いせき)からはトチノキを加工(かこう)した工場(こうじょう)見つかっ(みつかっ)ています。

みんなの投稿(とうこう)

以下(いか)情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

成長(せいちょう)すると大木(たいぼく)になります。
(まち)(ちゅう)にもよく植え(うえ)られています。

  • 大きな(おおきな)()をつけてのびのび育つ(そだつ)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 黄葉(こうよう)様子(ようす)
    写真(しゃしん) / MayaN

()

(しょう)()が5~9(まい)集まっ(あつまっ)手のひら(てのひら)のようになった()です。これが1(まい)()にあたります。
ホオノキの()()ていますが、トチノキの()には(えん)にギザギザがあるので区別(くべつ)がつきます。

  • (しょう)()が5~9(まい)集まっ(あつまっ)手のひら(てのひら)のようになった()
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ()裏側(うらがわ)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 芽吹き(めぶき)様子(ようす)手のひら(てのひら)広げ(ひろげ)てくようで、変化(へんか)面白い(おもしろい)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • 黄葉(こうよう)美しい(うつくしい)
    写真(しゃしん) / MayaN

(はな)

香り(かおり)のよい白い(しろい)(ぼう)(じょう)(はな)上向き(うわむき)咲き(さき)ます。大きな(おおきな)()(うえ)咲く(さく)ので見落とし(みおとし)やすいです。
(はな)には雄花(おばな)両性(りょうせい)(はな)があります。若い(わかい)()には両性(りょうせい)(はな)があまり咲か(さか)ず、雄花(おばな)ばかりが咲き(さき)ます。
(はな)にはたっぷり(みつ)があり、ハチミツをとる(みつ)(げん)とされます。

  • (はな)大きい(おおきい)高い(たかい)()(うえ)咲く(さく)ので見え(みえ)にくい
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • (はな)拡大(かくだい)(した)(ほう)両性(りょうせい)(はな)咲く(さく)(はな)中心(ちゅうしん)(いろ)は、最初(さいしょ)黄色(きいろ)時間(じかん)経つ(たつ)赤色(あかいろ)変わる(かわる)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • (はな)()(うえ)(ほう)上向き(うわむき)咲く(さく)ので見落とし(みおとし)やすい
    写真(しゃしん) / MayaN

()

茶色い(ちゃいろい)()(ぼう)になってつきます。()割る(われる)(なか)から(くり)のような大きな(おおきな)(たね)()てきます。若い(わかい)()雄花(おばな)ばかりが咲き(さき)、あまり()出来(でき)ません。
たくさんの()をつけるようになるまで30(ねん)以上(いじょう)かかると言わ(いわ)れています。
種子(しゅし)のあくを抜い(ぬい)てトチ(もち)作り(つくり)ます。
(むかし)山里(やまざと)民家(みんか)では、飢饉(ききん)のときの食料(しょくりょう)とするため収穫(しゅうかく)したトチの()を10(ねん)以上(いじょう)保管(ほかん)することもあったと言い(いい)ます。

  • 実は(じつは)まとまって実る(みのる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (くり)のような種子(しゅし)。すこしずつ違う(ちがう)(かたち)をしている。
    写真(しゃしん) / MayaN

(みき)

若木(わかぎ)のときは滑らか(なめらか)ですが、老木(ろうぼく)になると(かわ)大きく(おおきく)裂け(さけ)てはがれます。

  • 老木(ろうぼく)(みき)(かわ)大きく(おおきく)はがれる。
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 樹齢(じゅれい)30~40(ねん)ほどの()(みき)
    写真(しゃしん) / MayaN

冬芽(とうが)

大きな(おおきな)冬芽(とうが)触る(さわる)とベタベタしています。

  • 写真(しゃしん) / MasakoT

(ひと)との関わり(かかわり)

トチノキはたくさんの()をつけるようになるまで成長(せいちょう)するのに30(ねん)以上(いじょう)かかります。植え(うえ)てから()収穫(しゅうかく)まで長い(ながい)時間(じかん)がかかるため「トチを切る(きる)バカ、植える(うえる)バカ」という(ことわざ)もあります。
ですが一度(いちど)()をつけるようになると安定(あんてい)して長い(ながい)()収穫(しゅうかく)できるようになるため、(むかし)から山里(やまざと)では飢饉(ききん)対策(たいさく)周辺(しゅうへん)(やま)にあるトチノキの大木(たいぼく)大切(たいせつ)守っ(まもっ)てきました。

「トチノキは残っ(のこっ)た~山里(やまざと)恵み(めぐみ)自然(しぜん)()暮らし(くらし)」(青木(あおき)(しげる)()(ちょ))には、トチノキと(ひと)関わり(かかわり)歴史(れきし)について色々(いろいろ)側面(そくめん)から語ら(かたら)れています。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

トチの語源(ごげん)は、アイヌ()からとも、朝鮮(ちょうせん)()からとも言わ(いわ)れています。

その他(そのた)情報(じょうほう)

教科書(きょうかしょ)にものっている絵本(えほん)『モチモチの()』の登場(とうじょう)する()は、トチノキだといわれています。

  • 『モチモチの()』に()てくる()はトチノキ

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

(はな)にはミツバチがやってきて、ハチミツが作ら(つくら)れます。
クスサンという大きな(おおきな)ガの幼虫(ようちゅう)()食べる(たべる)ことがあります。「シラガタロウ」と呼ば(よば)れ、長い(ながい)()があるきれいな毛虫(けむし)です。

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