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埼玉県立川の博物館

シナミザクラ

中国から来たサクランボの木

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特徴

早春、 他の桜に先駆けて花を咲かせます。 花が散り始めてから葉が伸び出します。
花は小ぶりで、 花びらよりも長く突き出した「雄しべ」がぴょんぴょんと目立ちます。
果実は酸味がありますが、 食用になります。

【開花時期】関東平野で3月中旬から下旬ごろ(ヤマザクラやソメイヨシノより早い)

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

  • Peak Season
  • Blossom
  • Leaf
  • Fruit
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
見頃

高さ

低木 (1〜5m)

花の性別

両性花

分布

中国原産

生息地

分布

中国原産

生息地

学名

Cerasus pseudocerasus

樹形

小高木で盃状になります。

楕円形でぎざぎざは細かく先端は細長くのびます。 互生です。

花は白色で切れ込みは無く、 先端は少し凹みます。 おしべが長く目立ちます。

  • 早春、 葉の展開の前に雄しべが長い花が咲く
    写真 / MasakoT

  • がく筒は杯形で横にしわが入りやすい
    写真 / MasakoT

  • 小輪の花がたくさん咲く
    写真 / MasakoT

赤く熟します。 実の形は球形から先が尖るものまで変異があります。
酸味は強いですが、 食べられます。

  • 写真 / 埼玉県立川の博物館

幹・枝

枝は灰褐色で幹は赤味を帯びます。

  • 横長の皮目がある
    写真 / MasakoT

冬芽・葉痕

褐色で艶があります。 葉芽は細めでとがり、 花芽はぷっくりと丸みがあります。 葉痕の維管束痕は3つでお顔に見えます。

  • 花をお楽しみに!と、 にっこり
    写真 / Tamacha

  • ふくらみ出した冬芽
    写真 / MasakoT

  • 葉痕は芽を支えているかのように枝から張り出す
    写真 / Tamacha

人との関わり

実はそのまま食用にする他、 桜桃酒の原料になります。
枝や葉、 根、 花は薬用に利用されます。

  • 花も薬用として使われてきた
    写真 / MasakoT

名前の由来

中国(支那)から導入されたミザクラのためシナミザクラと名付けられました。
中国ではサクランボを食用し「桜桃」と呼ばれます。
カラミザクラ(唐実桜)という別名もあります。

  • 中国からやってきた実を食用とするサクラ
    写真 / MasakoT

その他の情報

・元々中国から実を食べるために植栽された種で、 山には生えていません。
・同じように実を食用とするセイヨウミザクラは花と葉が同時に展開します。
・日本のサクラとシナミザクラが掛け合わせて作られて様々な桜の品種が生み出されました。 トウカイザクラはその一つです。

  • シナミザクラは花が葉の展開よりも先に咲く
    写真 / 石井誠治

  • セイヨウミザクラ花は葉の展開と同時に咲く
    写真 / 石井誠治

性格

枝から気根を出し、 挿し木で活着します。 モリニア病(葉が腐る病気)に弱く、 腐った葉はクマリン(桜餅)の香りがします。

体験・遊び

灰褐色の樹皮を強くこするとあずき色の樹皮に変わります。

  • 写真 / MasakoT

埼玉県立川の博物館 基本情報