マイマイカブリ(亜種ヒメマイマイカブリ)

頭が細長いカタツムリを食べる日本固有種

  • 頭部に美しい金属光沢ある成虫。
    写真 / NobuhiroY

  • 上翅(じょうし)は左右がくっつき、 後ばねは退化して飛べない。
    写真 / 2013.4.4 千葉県市原市 MasakoT

  • 土をかぶった成虫が土の中から出てきた。
    写真 / 2017.3.20 千葉県印西市 SetukoA

  • 危険を感じると、 毒のある液体を噴射するので注意!
    写真 / 2013.4.4 千葉県市原市 MasakoT

  • 幼虫。 鋭い大きなあごがある。
    写真 / 2014.6.27 千葉県佐倉市 MasakoT

  • 蛹。 土の中で部屋を作り蛹になる。
    写真 / 2013.10.9 千葉県印西市 SetukoA

特徴

オサムシの仲間。 幼虫、 成虫ともに、 カタツムリを消化液で肉を溶かして食べます。 成虫がカタツムリ(マイマイ)の殻に頭を突っ込んで食べる様子から、 マイマイカブリと名づけられました。 カタツムリ以外のものも食べますが、 カタツムリを食べなければ繁殖できないと言われています。
 
大きさ : 体長35~50㎜
食べ物 : 幼虫、 成虫ともにカタツムリ類、 ミミズなど
成虫が見られる時期 : 4~10月(成虫越冬)
分布 : 本州(関東・中部地方)

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

亜種

マイマイカブリは日本固有種です。 北海道から九州(屋久島)まで生息していますが、 地域によって色や大きさや形に違いが見られ、 8つの亜種に分けられています。 北の亜種は小さく、 南の亜種は大きいです。 関東・中部地方で見られるものは亜種ヒメマイマイカブリです。

注意点

お尻からか臭い液を出し、 目に入ると炎症を起こすので触らないようしてください。