21世紀の森と広場

クルミハムシ

クルミの葉を食べるナス紺色のハムシ

  • 上翅(じょうし)はナスのような色。
    体は扁平で上翅は長方形。
    写真 / MasakoT

  • 前胸の両端がオレンジ色。
    写真 / MasakoT

  • 大きなお腹のメス。
    卵がたくさん入っている。
    写真 / MasakoT

  • 幼虫。 若いときは黒っぽく、 集団で葉を食べている。 大きくなると黄色っぽくなる。
    写真 / MasakoT

  • 蛹になったところ。
    写真 / MasakoT

  • 枝や葉に集団でぶら下がっている蛹。
    どうなっているのだろう?
    写真 / MasakoT

  • 幼虫の脱皮殻の先で蛹になる。
    写真 / MasakoT

  • 蛹から羽化し成虫になる。
    写真 / MasakoT

特徴

クルミの木で見られる前胸がオレンジ色のハムシ。 クルミの葉の葉脈だけ残して、 葉を食べつくすことがあります。 幼虫の脱皮殻の先に、 集団でぶら下がっている蛹の姿がおもしろいです。
   
大きさ : 体長7~8mm
食べ物 : 幼虫、 成虫ともにオニグルミ、 サワグルミなどの葉
成虫が見られる時期 : 4~7月
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

トピック 天敵

クルミハムシの幼虫を食べにカメノコテントウがやって来ます。 カメノコテントウは幼虫も成虫も、 クルミハムシの幼虫を食べます。

  • カメノコテントウを探してみよう。
    写真 / MasakoT

似た仲間の見分け方

ミヤマヒラタハムシに似ています。
クルミハムシは、 クルミ類の葉を食べる。 前胸はオレンジ色で真ん中が黒っぽい。 触角は黒い。
ミヤマヒラタハムシは、 カバノキ科植物の葉を食べる。 前胸はオレンジ色で前の部分がややすぼまる。 触角の基部の方が黄色っぽい。

  • クルミハムシとミヤマヒラタハムシ
    写真 / MasakoT

見られる木

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