昆虫、ダニ、菌類などの寄生によって、植物の一部が異常な細胞分裂をおこし、こぶになったり、いろいろな形に変化したものです。虫えい(ちゅうえい)、ゴールとも言われます。虫こぶは、虫にとって、住まいでもあり食事場所でもあり、「お菓子の家」のようなものです。
虫こぶの名前は、「植物の名前+つくられる場所+虫こぶの形+フシ(虫こぶのこと)」という形でつけられます。

特徴
ナラメリンゴタマバチが、若いコナラなどの冬芽に産卵してできるリンゴのような虫こぶ。5~6月、成虫が虫こぶから出てきて、コナラなどの根に産卵します(根にできる虫こぶをナラネタマフシ)。季節によって、産卵場所を変えて虫こぶを作るという複雑な生活をしています。(MT)
大きさ:虫こぶの大きさは直径4cm
食べ物:幼虫は虫こぶの中で、中を食べる
分布:北海道、本州、四国、九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。