クロスジフユエダシャク

冬(ふゆ)の初(はつ)まり、地面(じめん)近く(ちかく)をヒラヒラ飛ぶ(とぶ)ガ

オス。はねは淡い(あわい)茶色(ちゃいろ)で線(せん)が入っ(はいっ)ている。
写真(しゃしん) / MasakoT
オス。触角(しょっかく)に毛(け)が生え(はえ)ている。
写真(しゃしん) / MasakoT
裏側(うらがわ)。
写真(しゃしん) / MasakoT
メス。はねが退化(たいか)して飛べ(とべ)ない。落葉(らくよう)の中(なか)などでフェロモンを出し(だし)てオスを待つ(まつ)。
写真(しゃしん) / MasakoT
お腹(おなか)が大きい(おおきい)メス。
写真(しゃしん) / MasakoT
メス。あしが長い(ながい)。
写真(しゃしん) / MasakoT
交尾(こうび)。オスがメスを隠し(かくし)ている。
写真(しゃしん) / MasakoT
交尾(こうび)。メス(上(じょう))、オス(下(か))。
写真(しゃしん) / MasakoT
交尾(こうび)。メス(左上(ひだりうえ))、オス(右(みぎ)下(か))。
写真(しゃしん) / MasakoT

特徴(とくちょう)

フユシャクの仲間(なかま)。11～12月(つき)の昼間(ひるま)、雑木林(ぞうきばやし)など落ち葉(おちば)が積もっ(つもっ)ている日当たり(ひあたり)のいい所(ところ)で、オスが地面(じめん)近く(ちかく)をヒラヒラヒラヒラ・・・乱舞(らんぶ)して、メスを探し(さがし)ています。
　
大き(おおき)さ：オス(開張(かいちょう))22～30cm　メス(体長(たいちょう))10～14mm
食べ物(たべもの)：幼虫(ようちゅう)はクリ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、アベマキ、カシワなど広葉樹(こうようじゅ)の葉(は)。成虫(せいちゅう)は口(くち)が退化(たいか)しており何(なに)も食べ(たべ)ない。
成虫(せいちゅう)が見(み)られる時期(じき)：11～12月(つき)
分布(ぶんぷ)：北海道(ほっかいどう)、本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)

※正確(せいかく)な種(しゅ)の判定(はんてい)は、形態(けいたい)を細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。

フユシャクとは

フユシャクとは秋(あき)の終わり(おわり)から早春(そうしゅん)の寒い(さむい)時期(じき)にあらわれるシャクガの仲間(なかま)のことです。日本(にっぽん)国内(こくない)には35種類(しゅるい)ほど生息(せいそく)しており、冬(ふゆ)の間(ま)、種類(しゅるい)が入れ替わり(いれかわり)ながらあらわれます。オスははねがありますが、メスははねが退化(たいか)して飛ぶ(とぶ)ことができず、フェロモンを出し(だし)てオスを呼び(よび)ます。多く(おおく)の成虫(せいちゅう)は、エサをとりません。

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