昆虫、ダニ、菌類などの寄生によって、植物の一部が異常な細胞分裂をおこし、こぶになったり、いろいろな形に変化したものです。虫えい(ちゅうえい)、ゴールとも言われます。虫こぶは、虫にとって、住まいでもあり食事場所でもあり、「お菓子の家」のようなものです。
虫こぶの名前は、「植物の名前+つくられる場所+虫こぶの形+フシ(虫こぶのこと)」という形でつけられます。
イヌシデメフクレフシ(ソロメフクレダニ)
冬芽がふっくらふくらむ虫こぶ
特徴
イヌシデの冬芽が大きくふくらんだ虫こぶ。ソロメフクレダニが作ったもので、表面は長い毛が密に生えています。5月にダニが脱出します。
分布:本州、四国、九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。