クロテンフユシャクに似ています。
ウスバフユシャクの方がクロテンフユシャクより少し早く現れます。
ウスバフユシャクは、前ばねの線がゆるやかにカーブします。
クロテンフユシャクは、前ばねの線がくの字に曲がっています。
ウスバフユシャク
街中の公園に現れる神秘的なフユシャク
特徴
フユシャクの仲間。ウスバフユシャクは最も普通で、街中の公園のサクラなどで見られます。冬に産んだ卵は、春に幼虫になり、初夏~秋は土の中で蛹、冬になると成虫になります。(MT)
大きさ:オス(開張)22~27mm メス(体長)9~10mm
食べ物:幼虫はサクラ、ウメ、コナラ、クヌギなど広葉樹の葉。成虫は口が退化しており何も食べない。
成虫が見られる時期:12~2月
分布:北海道、本州、四国、九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。
似た仲間との見分け方
フユシャクとは
フユシャクとは秋の終わりから早春の寒い時期にあらわれるシャクガの仲間のことです。日本国内には35種類ほど生息しており、冬の間、種類が入れ替わりながらあらわれます。オスははねがありますが、メスははねが退化して飛ぶことができず、フェロモンを出してオスを呼びます。多くの成虫は、エサをとりません。