マツバウンラン

細い茎に薄紫の花がたくさん

  • 薄紫の花が下から上へと伸びながら咲いていく。
    写真 / 2022.4.12 茨城県つくば市 htanaka

  • 田んぼの畔に生育。
    写真 / 2022.4.12 茨城県つくば市 htanaka

  • 花の下唇の中央部が白くふくらんで花の筒の入り口をふさいでいる仮面状花。
    写真 / 2022.4.22 茨城県つくば市 htanaka

  • 畑に群生。
    写真 / 2020.4.29 茨城県つくば市 htanaka

特徴

畑や芝生に春先一面に薄紫の花が群生することがある帰化植物です。
1941年に京都で発見され、 現在では、 北関東・北陸地方以西に普通に見られるようになったそうです。
茎の葉が松葉のように細いのでマツバ(松葉)、 海岸の砂地に生育するウンラン(海蘭)に花が似ていることから名がつきました。
  
タイプ : オオバコ科(旧ゴマノハグサ科)の越年草 
大きさ : 高さ10~50cm 
花の時期 : 4~5月
生育場所 : 畑、 芝生、 畔、 道脇、 空き地など日当たりのよい場所
分布 : 北アメリカ原産の帰化植物 本州・四国・九州、 アジアや南アメリカの温帯に帰化

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ