オーストラリア原産のベダリアテントウは、幼虫成虫ともに、イセリアカイガラムシを食べます。イセリアカイガラムシがかんきつ類などに被害を与えることから、1911年にベダリアテントウを導入し、駆除に大きな成果をあげました。
イセリアカイガラムシ(イセリヤカイガラムシ)
オーストラリア原産のカイガラムシ
特徴
別名ワタフキカイガラムシ。かんきつ類など多くの樹木の枝に着き、木の汁を吸って生活しています。メスの成虫は、赤っぽい体に白いロウ物質に包まれた卵のうがついており、とても目立ちます。オスはほとんど見られず、メスだけで繁殖することができます。(MT)
大きさ:メス4~6mm(白い卵のうを除く)
食べ物:木の汁
成虫が見られる時期:4~12月
分布:本州、四国、九州、南西諸島
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。