ノアザミ

チョウやハチたちのレストラン

  • 大きめ(おおきめ)のピンクの(はな)上向き(うわむき)咲く(さく)(あたま)(はな)はすべて(つつ)(じょう)(はな)構成(こうせい)される。
    写真(しゃしん) / 2021.5.2 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)(さん) htanaka

  • (そう)(つと)(へん)反り返ら(そりかえら)ず、 先端(せんたん)はするどいトゲになり、 粘液(ねんえき)でねばつく。
    写真(しゃしん) / 2022.6.16 筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) htanaka

  • ()深く(ふかく)切れ込ん(きれこん)で、 基部(きぶ)(くき)抱く(いだく)
    花時(はなどき)にも()生葉(いくは)残っ(のこっ)ている。
    写真(しゃしん) / 2021.5.2 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)(さん) htanaka

  • ノアザミで吸蜜するモンシロチョウ。
    昆虫(こんちゅう)(はな)刺激(しげき)するとおしべから花粉(かふん)湧き出る(わきでる)
    写真(しゃしん) / 2022.6.7 千葉(ちば)(けん)加曽利(かそり)貝塚(かいづか) MasakoT

  • オオチャバネセセリが吸蜜。
    写真(しゃしん) / 2020.6.2 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)(さん) htanaka

  • ノアザミに()たトラマルハナバチ。 花粉(かふん)(べつ)(はな)運ん(はこん)でくれる。
    写真(しゃしん) / 2022.6.12 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)(さん) htanaka

  • 果実(かじつ)(かんむり)()
    写真(しゃしん) / 2022.6.16 筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) htanaka

  • (かんむり)()(とり)(はね)のように枝分かれ(えだわかれ)している
    写真(しゃしん) / 2022.6.16 筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) htanaka

特徴(とくちょう)

初夏(しょか)から(なつ)にかけて紅紫(こうし)(しょく)(ピンク)の(はな)上向き(うわむき)咲く(さく)アザミです。 切れ込ん(きれこん)()のへりに、 するどいトゲがあります。 (はな)にさわるとねばつきます((そう)(つと)部分(ぶぶん))。 (あき)から咲く(さく)ノハラアザミはねばつかないので見分け(みわけ)られます。
  
タイプ : キク()多年草(たねんそう)
大き(おおき)さ : (たか)さ 50-100cm、 (あたま)(はな)(はば)4-5cm
(はな)時期(じき) : 5-(つき)
生育(せいいく)場所(ばしょ) : 山野(やまの)草原(そうげん)田畑(たはた)(ほとり)など
分布(ぶんぷ) : 本州(ほんしゅう)九州(きゅうしゅう)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

体験(たいけん)遊び(あそび)

若い(わかい)()天ぷら(てんぷら)煮物(にもの)(あぶら)いためなどで食べる(たべる)ことができます。
新鮮(しんせん)(はな)(うえ)から(ゆび)触っ(さわっ)てみましょう。 白い(しろい)花粉(かふん)()てきます。 これは雄しべ(おしべ)接触(せっしょく)運動(うんどう)で、 昆虫(こんちゅう)(はな)乗る(のる)花粉(かふん)出す(だす)しくみなのです。

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ