津久井湖城山公園

ノアザミ

チョウやハチたちのレストラン

  • 大きめのピンクの花が上向きに咲く。 頭花はすべて筒状花で構成される。
    写真 / htanaka

  • 総苞片は反り返らず、 先端はするどいトゲになり、 粘液でねばつく。
    写真 / htanaka

  • 葉は深く切れ込んで、 基部は茎を抱く。
    花時にも根生葉が残っている。
    写真 / htanaka

  • ノアザミで吸蜜するモンシロチョウ。
    昆虫が花を刺激するとおしべから花粉が湧き出る。
    写真 / MasakoT

  • オオチャバネセセリが吸蜜。
    写真 / htanaka

  • ノアザミに来たトラマルハナバチ。 花粉を別の花に運んでくれる。
    写真 / htanaka

  • 果実と冠毛
    写真 / htanaka

  • 冠毛は鳥の羽のように枝分かれしている
    写真 / htanaka

特徴

初夏から夏にかけて紅紫色(ピンク)の花が上向きに咲くアザミです。 切れ込んだ葉のへりに、 するどいトゲがあります。 花にさわるとねばつきます(総苞部分)。 秋から咲くノハラアザミはねばつかないので見分けられます。
  
タイプ : キク科の多年草
大きさ : 高さ 50-100cm、 頭花の幅4-5cm
花の時期 : 5-月
生育場所 : 山野、 草原、 田畑の畔など
分布 : 本州~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

体験・遊び

若い葉を天ぷら、 煮物、 油いためなどで食べることができます。
新鮮な花を上から指で触ってみましょう。 白い花粉が出てきます。 これは雄しべの接触運動で、 昆虫が花に乗ると花粉を出すしくみなのです。

執筆協力 : 田中ひとみ

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