オドリコソウ

輪になった踊り子たちが愛らしい日本の野草

  • 花は密に輪生する。
    上唇は兜状で長い毛があり、 下唇は突き出して先端は2つに分かれる。
    写真 / 2022.5.24 長野県野沢温泉村 htanaka

  • 花は数段になり、 下の段から上へと咲いていく。
    写真 / 2005.5.1 筑波山 htanaka

  • 葉は対生、 茎は4稜(シソ科の特徴)。
    葉は長さ約9cmで網目状の脈が目立ち、 縁にあらい鋸歯がある。
    写真 / 2022.5.24 長野県野沢温泉村 htanaka

  • 林縁などの半日蔭の場所に群生することが多い。
    写真 / 2022.5.24 長野県野沢温泉村 htanaka

特徴

白またはピンク色の花が茎の周りを取り囲むように並び(輪生と言います)、 それが数段になって咲きます。
花のつき方が、 笠をかぶった踊り子たちが並んだように見えることから名が付きました。
よく似た帰化植物にヒメオドリコソウがあります。
   
タイプ : シソ科の多年草
大きさ : 高さ30-50cm、 花は長さ3~4cm
花の時期 : 4-6月
生育場所 : 林縁や道端、 半日蔭の場所
分布 : 北海道から九州 朝鮮・中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

見られる散歩道

執筆協力 : 田中ひとみ