ヒメノキシノブ

小さくてかわいらしいノキシノブの仲間

  • 木の幹や岩場に生え、 郊外に多い。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって葉を多く出す。
    一見、 小さめのノキシノブに似ている。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • 質は厚めで、 ノキシノブのように濃い緑色のこともあれば、 黄緑色っぽいことも多い。
    写真 / 2022.4 千葉県 S.Ikeda

  • 葉先。
    ふつう丸い。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • たまに尖り気味のことがある。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は円形で、 2~5対ほどと少ない。
    若い時は円形の鱗片に覆われる。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • 熟した胞子のう群。
    弾けて、 鱗片が落ちる。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • 葉の下部。
    葉柄はあまりはっきりしない。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • 根茎。
    濃い茶色の鱗片に覆われ、 長く伸びる。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

  • 根茎からはっきり間隔をあけて葉を出すのは、 小さめのノキシノブと見分けるためのよい特徴。
    写真 / 2024.8 山梨県 S.Ikeda

特徴

幹などに生える小さめのシダ。 近縁のノキシノブより小さくて葉先が丸めです。 とはいえ小さめのノキシノブにも似た特徴が出るため、 長くはって間隔をあけて葉を出す根茎がノキシノブとの大きな区別点となります。
 
葉の長さ : 5~8㎝
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の樹幹や岩上
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州、 琉球(徳之島以北)、 朝鮮

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​