シシガシラ

葉の広げる様子が獅子のたてがみ?

  • 山地林内に生える。
    根茎を斜上させて葉を出す。
    写真 / 2023.10.21 鹿児島県屋久島 S.Ikeda

  • 光合成のみする栄養葉。
    肉厚さが特徴的。
    写真 / 2023.9.25 群馬県みなかみ町 S.Ikeda

  • 栄養葉の表面。
    羽片先は尖る。 ミヤマシシガシラは丸い。
    葉軸に長く溝がある。 オサシダはない。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 栄養葉の裏。
    白っぽい。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 胞子を飛ばす胞子葉。
    魚のホネのような姿。
    写真 / 2022.9.16 新潟県阿賀野市 S.Ikeda

  • 胞子葉の裏。
    2本の包膜が沿ってつく。
    写真 / 2022.9.16 新潟県阿賀野市 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    茶色で細い鱗片が多い。
    似たオサシダの鱗片は幅広い。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

特徴

山地でごく普通に見られる肉厚なシダ。 放射状に葉を多く出す様子が獅子のたてがみに例えられました。 よく似た近縁種にオサシダミヤマシシガシラがあります。 日本固有種です。
 
葉の長さ : 40cmほど
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の林内
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州)

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​