ホタルブクロ

ホタルを入れたい・・は、 花には迷惑?

  • 昔から親しまれた野草で、
    人家に植えられることも多い。
    写真 / 2022.6.11 千葉県青葉の森公園 MasakoT

  • 葉は先端がとがり、 葉柄に翼がある。
    写真 / 2022.6.11 千葉県青葉の森公園 MasakoT

  • 白っぽい個体。 紫紅色の斑が目立つ。
    写真 / 2022.6.16 茨城県筑波実験植物園 htanaka

  • がくとがくの間には反り返った付属片がある
    (ないのは変種のヤマホタルブクロ)。
    写真 / 2022.5.30 茨城県つくば市 htanaka

  • 柱頭の先が開くころにはおしべは花粉を出し終わって縮れている(雄性先熟)。
    写真 / 2022.5.30 茨城県つくば市 htanaka

  • おしべに遅れて開いた柱頭には別の花から花粉が運ばれる。
    写真 / 2022.6.25 茨城県つくば市 htanaka

特徴

花は赤紫色、 淡紅色、 白色など多様で、 釣り鐘型をしていて先が5つに分かれています。
ホタルの飛ぶころ花が咲き、 子どもがホタルを入れて遊んだことから名がついたと言われています。 夜、 ホタルがこの花の中で光るときれいでしょうね。 ですが、 ホタルブクロの花が来るのを待っているのは、 マルハナバチなど、 昼間、 花粉を運んでくれる虫たちです。
  
タイプ : キキョウ科の多年草
大きさ : 高さ 40-80cm、 花の長さ4-5cm
花の時期 : 6-7月
生育場所 : 山野、 人里
分布 : 北海道西南部~九州、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ