ノカンゾウ

ヤブカンゾウに似てスマート

  • 花色は赤みが強く、 同じく一重の近縁種ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)と見分けられる。
    写真 / 2022.7.8 茨城県笠間市北山公園 ramunos

  • 水辺の土手などヤブカンゾウより湿った場所に生育する。
    写真 / 2022.7.8 茨城県笠間市北山公園 ramunos

  • 花茎には葉はつかないが、 小さい苞がある。
    ふつう結実しない。
    写真 / 2022.7.8 茨城県笠間市北山公園 ramunos

  • ヨシも生える野原に生育
    写真 / 2022.7.30 茨城県霞ケ浦総合公園 htanaka

  • 花の色が濃い
    写真 / 2022.7.30 茨城県霞ケ浦総合公園 htanaka

  • 実をつけた株が複数あった。 実はさく果で3室がある。
    写真 / 2022.7.30 茨城県霞ケ浦総合公園 htanaka

  • ひとつの部屋の中には黒い種子が入っていた。
    写真 / 2022.7.30 茨城県霞ケ浦総合公園 htanaka

  • 1室に種子3個が入っていた
    写真 / 2022.7.30 茨城県霞ケ浦総合公園 htanaka

特徴

ヤブカンゾウより一回り小型の赤橙色~赤褐色の花を咲かせ、 葉もヤブカンゾウより細くて長いのが特徴です。 花被片(花びらとがく、 同色で同じ大きさ)は6枚(一重)で、 ヤブカンゾウのように八重にはなりません。
近年、 生育地が減少しています。

  
タイプ : ツルボラン科(旧ユリ科)ワスレグサ属の多年草
大きさ : 高さ 50-70cm、 花の直径約7cm 葉の幅10-15mm
花の時期 : 7-8月
生育場所 : 野原や小川の縁など
分布 : 本州~琉球 中国 

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

体験・遊び

ヤブカンゾウと同様に若芽は食用になります。

執筆協力 : 田中ひとみ