津久井湖城山公園
ワルナスビ
ほんとにワル・・と言われるほどの要対策外来植物
特徴
畑に栽培するナスに似ていますが茎や葉に鋭いとげが多く、 繁殖力も旺盛で、 畑の害草になるので悪茄子(ワルナスビ)と名がつきました。 日本には明治時代に牧草に混じって侵入したと言われています。 ナスやトマト、 ジャガイモなどナス科作物に数多くの害虫や病原菌をもたらし、 また、 その毒性やとげによって家畜への被害もあるため、 要注意外来生物とされています。
タイプ : ナス科科の多年草
大きさ : 高さ50~100cm 花の径2~3cm
花の時期 : 6~10月
生育場所 : 空き地、 畑、 果樹園、 牧草地、 河原など
分布 : 北米原産の帰化植物 日本全土
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
注意点
鋭いとげがありますので、 触るときは要注意です。 黄橙色に熟すミニトマトのような実は有毒ですので、 けっして食べないでください。
地下に縦横に広がる大きな根系を形成し、 小さな根の断片からも再生するので、 除去がむずかしい外来植物です。 土地を耕すことで分布が急拡大しますので、 畑などでは早期の対策が必要です。 早期対策は、 見つけたら根ごと抜く(掘る)です。 根は再生力が高いので放置せず処分が必要です。
見られる散歩道
執筆協力 : 田中ひとみ