ホソバシケシダ

小さくてかわいいシケシダ類

  • 湿った場所に生える。
    写真 / 2023.4.2 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 胞子葉と栄養葉。
    切れ込み(羽片)の先はあまり尖らない。
    この胞子葉のように最下羽片が少し長いことも。
    写真 / S.Ikeda

  • 栄養葉は地に伏せるように生える。
    写真 / 2022.6.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 左の胞子葉は高く立ち上がる。
    写真 / 2022.6.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 若い胞子のう群。 この時期から包膜(ほうまく)は巻かずに広がってフチが細かく裂け、 表面は無毛。 雑種にもこの特徴は現れる。
    写真 / 2022.6.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 熟した胞子のう群。
    葉軸は黄緑色で明るくて太め。
    写真 / 2022.7.29 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉柄は緑色。
    写真 / 2022.7.29 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉柄基部は黒っぽい色になる傾向。
    写真 / 2022.6.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

特徴

主に湿った場所に生える小さめのシダです。 フモトシケシダに似ていますが、 本種は葉がより細長く、 一番下の切れ込み(最下羽片)は普通あまり長く伸びません。 シケシダ類の例にもれず雑種をよく作ります。
 
大きさ : およそ30cmくらい
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 低地の湿った草地
分布 : 北海道~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​