21世紀の森と広場
特徴
路傍の草地に多い多年草です。和名は藪に生えることと、カラムシの別名のマオに由来します。葉はよくある草っぽい姿で花も穂状で目立たない、いわゆる”雑草”みたいな姿をしています。しかし、茎からは良質な繊維がとれ、これを用いて布や紙などを作っていたことから、人々の生活と古くは密接した関係があった植物だったのです。
タイプ:イラクサ科の多年草
大きさ:高さ 50-100cm、花の長さ約2mm
花の時期:7-9月
生育場所:路傍の林縁
分布:北海道~九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。
見られる散歩道
執筆協力 : 田中ひとみ