高橋春樹さんが2002年に新種記載しました。 学名はMarasmius funalis Har.Takah. です。 当初、 産地は神奈川県川崎市と東京都町田市のみでした。 最近になって福島県、 茨城県、 千葉県、 大阪府などでもみつかってきました。 雨が降らないと傘がひらかず、 とっても小さいのでほとんど発見されないだけで、 どこでも見つかるきのこのようです。
ケナワタケ
雨が降るとあらわれる森のこびと
特徴
細長い柄に傘をちょこんとのせた小さなきのこです。 雨が降ると傘をひろげ、 お天気になるとしぼみます。 スギノオチバタケと似ています。 ケナワタケは柄の表面に毛があります。 生える時期や生える場所もちがいます。
大きさ : 傘の直径は0.2~0.6cm
生える時期 : 夏~初秋
生える場所 : 広葉樹やスギなどの落ち葉や枯れ木、 アカマツの枯れ木、 クヌギの幹。
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
おもしろトピック
きのこの注意点
食用きのこの種類がわかるようになるには、 正しい知識と十分な経験が必要です。 確実にわからないきのこは食べないでください。 中毒して死ぬこともあります。
見られる散歩道
執筆協力 : 大作晃一