津久井湖城山公園

イヌショウマ

林の中の白いブラシ

  • 無柄の小さい花が細長い花穂につく。
    写真 / SogaToshio

  • 花は下から上に咲いていく。 つぼみは丸く淡紅色を帯びる。
    写真 / SogaToshio

  • 白い花弁とがく片は早くに落ちて、 白い多数の雄しべが残る。
    中央に雌しべが1本ある。
    写真 / SogaToshio

  • 茎に葉はなく、 根生葉が多数ある。
    写真 / htanaka

  • 根生葉はふつう2回3出複葉。
    写真 / htanaka

  • 葉はやや厚手でゴワゴワしている。 小葉には大きく不ぞろいな鋸歯がある。
    写真 / SogaToshio

  • 茎の下部が分枝して多数の花穂をつける個体も多い。
    写真 / htanaka

特徴

秋のはじめ頃に、 林の中で白いブラシのような花が咲きはじめます。 漢方薬や食用になるサラシナショウマに似ていますが、 利用価値がないという意味でイヌショウマと名付けられたと言われています。 花に柄がないのがサラシナショウマとの大きな違いです。 (HT)
  
タイプ : キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草
大きさ : 高さ60-90cm、 小葉の長さ 6-10cm
花の時期 : 8-9月
生育場所 : 山地の林内
分布 : 本州(関東~近畿の暖帯)

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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