津久井湖城山公園

サラシナショウマ

秋に目立つ林の中の背高ブラシ

  • 白い雄しべの花糸が伸びてブラシの毛のように見える。
    写真 / SogaToshio

  • 白い花弁とがくは花が開くと早くに落ちてしまう。 落ちる前の写真。
    写真 / htanaka

  • 両性花と雄花がある。 両性花の雌しべは2~8個。
    写真 / SogaToshio

  • 群れて咲く様子が美しい。
    写真 / SogaToshio

  • 茎はしばしば下方で分岐するが、 イヌショウマよりまばらである。
    写真 / htanaka

  • 花には柄がある。 つぼみの時によくわかる。 丸いつぼみは淡紅色を帯び、 密につく。
    写真 / SogaToshio

  • 根生葉と下部の茎葉は大きく、 3回3出複葉。 小葉はしばしば3裂し、 鋭い鋸歯がある。
    写真 / MayaN

特徴

イヌショウマより遅れて咲きだし、 林の中で背の高い白いブラシのような花穂が目立ちます。 根は漢方薬の升麻(ショウマ)として利用され、 若葉もゆでて水にさらして食べたことが名の由来といいます。 (HT)
  
タイプ : キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草
大きさ : 高さ40-150cm、 小葉の長さ3-8cm
花の時期 : 8-10月
生育場所 : 山地の林内
分布 : 北海道~本州、 シベリア東部、 カムチャッカ、 千島、 朝鮮、 中国(温帯~亜寒帯)

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

花には柄があり、 花に柄のないイヌショウマと見分けられます。

執筆協力 : 田中ひとみ

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