ニオイコベニタケ

カブトムシのにおいのするきのこ。

  • アカマツの近くにはえるニオイコベニタケ。
    写真 / 2016.9.15 長野県富士見町 大作晃一

  • 傘の表面は赤色。
    写真 / 2015.8.9 山梨県北杜市 大作晃一

  • 傘の表面は微粉状。
    写真 / 2015.8.10 山梨県北杜市 大作晃一

  • ひだは白色。 古くなるとクリーム色をおびる。
    写真 / 2015.8.9 山梨県北杜市 大作晃一

  • 柄の表面は少し縦の線がある。
    写真 / 2015.8.9 山梨県北杜市 大作晃一

特徴

カブトムシのにおいのするかわいいきのこです。 カブトムシのにおいのするきのこは他にケショウハツがあります。 ケショウハツはより大形です。
 
大きさ : 傘の直径は2~4.5cm
生える時期 : 夏~秋
生える場所 : ブナ科やマツ科などの樹木の近く。

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

おもしろトピック

ニオイコベニタケは本郷先生が名前をつけました。 学名は Russula bella Hongo です。 本郷先生はきのこにたくさんの名前をつけた菌類学者です。 本郷先生は世界的に権威のある菌類学者のシンガー先生と京都できこのがりをしました。 そのあと、 シンガー先生にニオイコベニタケは北アメリカに生えるきのこと一緒だと言われました。 本郷先生はそんなことないのになぁとおもいつつ、 しぶしぶニオイコベニタケの学名をRussula mariae Peck. としRussula bella Hongo は異名としました。 今では研究が進み、 ニオイコベニタケは北アメリカのきのことちがうことがわかったので、 学名はめでたくRussula bella Hongo が使われてます。

きのこの注意点

食用きのこの種類がわかるようになるには、 正しい知識と十分な経験が必要です。 確実にわからないきのこは食べないでください。 中毒して死ぬこともあります。

見られる散歩道