実には表面に細かいかぎ型の毛があって、衣服にくっつきます。衣服や布に張り付けて遊んでみましょう。フジカンゾウの実(中に種があります)は動物などにくっついて運ばれることで、遠い場所で芽生えて生育場所を広げます。ほかにもくっつく実がないか探してみましょう。
フジカンゾウ
実がメガネのような形
特徴
花が藤(フジ)に似ていて、姿が薬草として栽培されるマメ科の甘草(カンゾウ)に似ていることから、藤甘草(フジカンソウ)と名付けられました。別名の盗人足(ヌスビトアシ)は実の形によるものです。近縁のヌスビトハギより花も実も大型です。
タイプ:マメ科ヌスビトハギ属の多年草
大きさ:高さ50-150cm、花の長さ 8-10mm
花の時期:8-9月
生育場所:平地~低山地の林内
分布:本州~九州 朝鮮、中国
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。
体験・遊び
執筆協力 : 田中ひとみ