ドウシンタケ

タマゴタケを地味にしたようなきのこ。

  • 灰色のつばをつけるドウシンタケ。
    写真 / 2022.9.22 茨城県桜川市 大作晃一

  • たくさんはえるドウシンタケ。
    写真 / 2022.9.22 茨城県桜川市 大作晃一

  • 傘の表面は放射状の筋がある。
    写真 / 2022.9.22 茨城県桜川市 大作晃一

  • ひだは白色、 膜質のつばがある。
    写真 / 2022.9.22 茨城県桜川市 大作晃一

  • ひだのふちは灰色にになる。
    写真 / 2015.7.9 千葉県野田市 大作晃一

  • 柄は少しだんだら模様になる。 根もとはりっぱな膜質のつぼがある。
    写真 / 2022.9.22 茨城県桜川市 大作晃一

特徴

傘に放射状の筋、 柄のだんだら模様、 柄のねもとのりっぱな膜質のつぼなどの特徴はタマゴタケとよく似ていますが色は地味です。 毒きのこのコテングタケモドキとにていますが、 コテングタケモドキは傘に放射状の筋はありません。
 
大きさ : 傘の直径は4~12cm
生える時期 : 夏~秋
生える場所 : コナラ、 スダジイなどの広葉樹やマツやモミなどの針葉樹の近く。

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

おもしろトピック

テングタケ科は毒きのこを多く含むグループですが、 驚くべきことに新潟県の一部の地域ではドウシンタケを食べていました。 菌類学者の本郷先生はドウシンタケの学名をAmanita esculenta Hongoとしました。 esculentaは食べられるという意味です。 esculentaのつくきのこは以下のようなものがあります。
 オドタケ Clitocybula esculenta Nagas. & Redhead
 シャグマアミガサタケ Gyromitra esculenta (Pers.) Fr.
 アミガサタケ Morchella esculenta (L.) Pers.

きのこの注意点

食用きのこの種類がわかるようになるには、 正しい知識と十分な経験が必要です。 確実にわからないきのこは食べないでください。 中毒して死ぬこともあります。

見られる散歩道